ギリシア神話 (岩波ジュニア新書 (40))

岩波ジュニア新書は、（大人が読んでも）名著がそろっていると、だれだったか、書いていた。果たしてそうなのか、それはまあどうでもいいが、少なくとも本書は読んでいておもしろく感じた。ところどころ、比較文化、比較文学的な視点からの類似や影響関係も述べられている。巻末には、神名、人名、事項の索引が付いている。ギリシャ神話入門の一冊は通俗もふくめ、現在もなおいくつも出ているわけで、そうしたなか、これを積極的に選ぶ理由はあまりないとも思う。こういうのは、イラスト付きや漫画で読む～みたいなものがいいかもしれない。それでも、まあ、こういう本もあるようで、わたしはおもしろく読みました。